林田樹苗農園の5つの取り組み

① 花粉症対策品種の選択

国民病ともいわれる花粉症問題の軽減に貢献する少花粉杉かつ材積や成長のバランスが良い杉の品種を選択して苗木を生産しています。(花粉症対策に資する苗木と位置づけられている特定母樹を含みます。)

 

② 品種別の母樹園

花粉症対策品種ではありますが、その中でも成長率、材積や植え付け地の環境など目的に合わせて品種を選ぶ方も増えております。品種に合わせた育苗を行っており、母樹園は品種別で管理しています。

 

③ 挿し木による苗木栽培

弊社の前身である林田農園時代に宮崎県林業技術センターと協力し、小さい穂で挿し木育苗を行う生産技術(小型挿し穂)の開発、Mスターコンテナの開発に携わりました。

上記の小型挿し穂の技術により、1本の木より多くの穂を採取することができ、挿し木苗木増産へと結びつきました。

九州で主流である挿し木栽培ですが、挿し木は穂を取った親木のクローンであるため、少花粉の親木からとれば必ず少花粉の苗木が出来上がるため、花粉症対策品種苗木を作るのに適していると考えています。

 

④ 芯を大事にする育苗

生産量は年間十数万本以上ありますが、弊社ではコンテナ苗でも露地苗でも必ず杉の枝を1本1本、成長点である芯を確認しながら整理しています。出荷して終わりではなく、山に植えた後に芯の通ったいい樹として育ってほしいからです。

 

⑤ 新しい栽培技術の研究

最近では国の機関と連携し、イノベーション事業としてさらなる育苗方法とされるエア挿しの研究に加わったり、企業と協力し二酸化炭素を使った新しい栽培技術の検証等を行っております。別途、社内でも質を下げずにコスト削減を目標に新しい育苗技術の研究を独自に行っています。

代表 会長
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育った木を還すまでが私たちの育苗

苗を育てる人、木を植える人、木を育てる人、木を切る人、木を加工する人。
1本の木が成長し、使ってもらうまでに、長いプロセスがあり、たくさんの人が関わっていきます。
森林が循環していく『循環型林業』の中で、「苗を育てる人」の役割を担う私たちは、苗を育てたあと、最期まで見届けることは出来ません。
しかし、植える人や育てる人が安心して役割を果たせるよう、あらゆる意見に耳を傾けながら、育苗方法、生産品種、県や国などとの連携した技術の開発、未来の生産者の育成など、あらゆる角度、視点から育苗に取り組み、最良の苗木生産を目指しています。

作業風景

スギ小型挿し穂の生産技術開発

スギ苗の母樹が高齢化し、穂の確保が難しくなったことを受け、スギ穂不足を解消するため、宮崎県林業技術センターと協力して開発に取り組みました。
平成18年には宮崎日日新聞賞 産業省を受賞しております。

宮崎日日新聞賞 産業省

「天皇杯」受賞

弊社の前身である林田農園は平成28年度全国山林苗畑品評会にて当園の取り組みや技術を評価していただき、農林水産大臣賞を受賞。そして翌年平成29年度に行われた、第56回農林水産祭では林産部門で天皇杯を頂きました。

天皇杯受賞

認定を受けた母樹園

当園は育苗業者の中でも数少ない、母樹園を所有しており「認定特定増殖事業者」の認定を受けております。

この母樹より枝を取り、育苗を行います。

母樹を育てるところから苗作りは始まっており、植栽間隔や質の良い枝をとるための剪定方法など常に改良研究を行っております。品種を分けた管理を行っています。

母樹園

視察・研修受け入れ

当園では育苗に関する知識や技術、弊社の取り組みなどを中心に研修や視察を受入れております。(1時間~1時間半程度)

費用:5名まで 22,000円

※ 5名様までは上記料金

※ 6名様より1名追加ごとに別途1,100円追加

※ 費用は税込み

お申込み方法:お問い合わせフォームよりお願い致します。

 

※ 視察、研修の希望者増加に伴い、育苗事業に影響が出始めた為、令和5年度より視察、研修費用を頂いております。受け入れを続けていくためにもご理解のほど、よろしくお願い致します。

ビニールハウス内